やまさんの何の変哲も無いブログ

やまさん(22)の何の変哲も無いブログです。ゆるーく気まぐれに投稿していこうと思っています。よろしくお願いします。

グーグルマップを使っていくうえで

 

どうも、皆さんこんにちは!

やまさんです!

 

早速ですが、本日は皆さんが普段当たり前のように使っていらっしゃる「グーグルマップ」についてお話ししようと思います。

 

皆さん、グーグルマップ使っていますよね。

私も当然使っています。

 

以前、グーグルマップに関するとある書籍を読みました。

今まで当たり前のように使っていたので、そこに書かれていたことは、グーグルマップを使っていくうえで、意識していなければならないことだなと思いました。

 

まず、そもそも地図の社会学から見ると、人間は、中世、いやもっと前から地図を自分たちが住む社会、世界を理解するうえでの指標として作っていました。

中世ヨーロッパのキリスト教的世界に基づいて表現された空想的な絵地図などがあります。

社会が地図を作り、また地図が社会を作っていきました。

地図にはそういった重要な役割がありました。

 

そして、印刷技術が発達し、市場に出回るようになってから、地図は急速に広まっていきました。

日本では、江戸時代頃から、世界地図や日本地図、都市地図や観光地図など様々な性質を持った地図が量産されていき、地図が多様化していきました。

明治以降から戦時下にかけて、地図に対する統制は厳しくなっていったものの、戦後では、地図製作が自由化されました。

 

高度経済成長期の本格的な消費社会に入ると、地図が大衆化されていき、都市地図や住宅地図、道路地図、鉄道路線地図、観光マップ、イラストマップなど様々な地図の需要が拡大していきました。

都市化により、地方から都心に人が集まり、その時に必要となる都市地図。

本格的な消費社会になり、休暇を使って、旅行に行く人が増えて、その時に必要となる観光マップ。

人々は様々なシチュエーションに応じて、性質の異なった地図を使い分けていました。

 

さて、技術が進歩し、地図は紙からディスプレイへと移行していきました。

その先駆けとなったのが、カーナビです。

GPSにより、衛星から自分の現在地が表示され、目的地までの最短ルートを提示し、道案内をしてくれます。

 

そして、グーグルマップの登場です。

グーグルマップ以外にも多くの地図サービスは存在しましたが、グーグルマップは他にはない便利な機能をいち早く取り入れ、ユーザー数を増やしていきました。

世界対応化、ローカル検索機能、地名とキーワードの組み合わせによる検索機能、また最近では、ストリートヴューやインドアマップなどの機能により、支持されていきました。

より使いやすく、地図を使って目的地を探索するというより、「ググる」感覚に近く、地図の概念を大きく変えたといっても過言ではありません。

 

そして何より、スマホの普及により、グーグルマップも急激な拡大を見せました。

わざわざ前もって下調べせずとも、現地でグーグルマップを起動すれば目的地にたどり着くことは難しくありません。

仕事でも、旅行でも、ちょっとした外出でも、スマホ一台あればどこにでも行けてしまいます。

 

しかし、この便利なグーグルマップは人々と社会を閉鎖的な関係にしているという問題点を著書では言及しており、私自身これには大いに共感しました。

 

以前の紙媒体の地図は、自分がいる現在地と行きたい目的地を見比べ、そこに行くまでの最適なルートのパターンを自分の頭の中で想定しシミュレーションしていました。

つまり、地図という媒体を通して、人と社会がつながりを持っていたといえます。

地図を使い続けることで、その地域の全体像が見えてきて、頭の中にインプットされ、昇華されていきます。

 

しかし、グーグルマップおよび、現代のデータ化された地図は、インターネット検索の如く、安易にググられ、使用者は自分の現在地から目的地までのルートしか見ておらず、そして使用済みの情報は流されて、昇華されず、消えていってしまうのです。

 

こう見ると、いわゆる「メディア化された地図」というのは社会から人を切り離し、地図が本来持ちうる利点を消し去っていると言えます。

 

しかし、グーグルマップさえあれば、どこにでもいけるため、どこかに行くことへの抵抗がなくなり、人々は積極的に外出できるようになったというメリットがあります。

 

また、グーグルマップは横にスライドすれば世界中のどこでも表示することができるし、グーグルアースからインドアマップまで、縦にもその鳥瞰を広げることができます。

そのため、使い方次第で、社会とのつながりを作ることはできると思います。

 

結局は、ユーザーの使い方に委ねられるというわけです。

 

私自身、グーグルマップに慣れすぎて、もう紙の地図は使えないと思います、、。

しかし、完全なるメディア化された産物ではなく、地図であり、社会と繋がれるツールであるということを意識しつつ、これからも利用して行きたいと思います。

 

皆さんも、多様にグーグルマップを使いこなして行きましょう。

 

最後まで読んでくださった方々に感謝です。

 

それでは!

 

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